![私のお気に入りの花 My Favorite Flowers](https://www.j-aoki.gr.jp//wp-content/uploads/2021/06/mff.png)
![ルナリアの花](https://www.j-aoki.gr.jp//wp-content/uploads/2021/12/luna_p1.jpg)
![](https://www.j-aoki.gr.jp//wp-content/uploads/2021/12/luna_t1a.png)
ルナリアは耐寒性の強い二年草。5月に菜の花のような濃い赤紫の花や白花を咲かせます。
アブラナ科のルナリアは南ヨーロッパ原産。ルナリアの名前はラテン語で月を意味する「ルナ・Luna」が由来で、ルナリアのさやの形からきています。
英語名「ペニー・フラワー・penny flower」のペニーはアメリカの1セント銅貨のこと。薄くて丸い実が英語名の由来です。花が咲くころには、背丈60~100センチに育ちます。
![わが家の庭に植えたルナリアの株](https://www.j-aoki.gr.jp//wp-content/uploads/2021/12/luna-p2.jpg)
![わが家のルナリア](https://www.j-aoki.gr.jp//wp-content/uploads/2021/12/luna_t2.png)
花の時期が短く花が咲くまで2年近くもかかるのが理由でしょうか?園芸店では苗を見かけたことがありません。大手の種苗会社では種を取り扱っています。
9月ごろ、5ミリくらいの円盤状のタネを花壇に直撒きにします。発芽率も良く、こぼれだねでも増えます。ただ、夏の暑さは苦手。わが家では花は少なくなりますが、半日陰の花壇に植えているから、夏超えし易くよく育ってくれます。
花後、さやができるまでにコナガの幼虫やナメクジに食害されることがあります。2年もかけて大事に育てた苗だから、オルトランを株元にまいて駆除したり、割り箸で害虫を捕殺しています。
![乾燥したルナリアのさや](https://www.j-aoki.gr.jp//wp-content/uploads/2021/12/luna_process_1.jpg)
![さやの皮をむくと半透明の白いさや幕が現れる](https://www.j-aoki.gr.jp//wp-content/uploads/2021/12/luna_process_2.jpg)
![皮をむくとキラキラの花材が完成](https://www.j-aoki.gr.jp//wp-content/uploads/2021/12/luna_process_3.jpg)
![ルナリアのさや膜だけをアレンジしても素敵](https://www.j-aoki.gr.jp//wp-content/uploads/2021/12/luna_process_4.jpg)
![アフターガーデニング](https://www.j-aoki.gr.jp//wp-content/uploads/2021/12/luna_t3.png)
さやが大きく育ち、硬くなってきた6月末から7月ごろ、枝ごと収穫します。ドライアレンジでは、花後につける小判状のさやを使います。
収穫した枝は、そのまま花瓶に挿しておくと自然に乾燥。ユニークなさやはそのままでも使えるけど、皮を両側からそっと剥がすと、半透明の白いさや膜だけが残ります。
このときはがれるタネを保存しておいて、秋にタネをまきます。
ルナリアの白色のさや膜は、使い易い花材。キラキラと光を反射しドライアレンジのアクセントにピッタリです。
![ルナリアとピンクの花材のリース](https://www.j-aoki.gr.jp//wp-content/uploads/2021/12/luna_p3-969x1024.jpg)