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2003年5月 - 早起きは三文の得
この4月から、息子が中学校に進学した。それまで完璧な夜型生活を送っていた私にとって、春の一大事とはこのことである。何よりも早起きが苦手な私は、5時45分に絶対起きなければいけないと思うだけで、4月が怖いと思ってしまった。遅く起きてしまい、焦って脂汗を流しながらお弁当を必死で作っている自分や、カーレース並みに、電車に間に合うよう車を運転している自分の姿をついつい夢見てしまうほどだった・・・。
それが意外な展開に。なんと、息子が遅刻せずに、無事4月を終えることができたのだ。私に早起きができた、そう思うだけで心から嬉しい私は「母とは偉いものだ!」と一人自己満足をしている。
この早起きがわが家にもたらした変化。それはもしかしたらこの数十年の間で偉大な出来事かもしれない。それまでの生活のリズムがすっかり変わってしまい、どうなることやらとはじめは心配したが、早起きがもたらす効果は絶大だった。
息子と娘を送り出した後、朝の時間の長いこと! 「朝って、こんなに長かったのか・・・」と感動するくらい時間がある。私に時間が出来れば、もう庭に出るしかない。庭に飽きるほど出ても、時間は十分にある。もう、これだけで嬉しくなってしまう。
庭に出れば、草花の世話をしながら夏の花壇のデザインや草花の配置を考えたり、と次から次にアイディアが浮かび本当に楽しい。おまけに、朝の光は澄み切っていて、草花たちが美しい。そうなるとついついカメラを持ち出しては、写真を撮りはじめてしまう。私にとって写真は日記みたいなもの。字はきたないけれど、写真は花の美しさを伝えてくれる。特に、春はもう毎日2、3本フィルムを使ってしまう。春と秋は、草花代と写真代で、わが家の夕食のメニューが1、2品減ってしまうくらいお金を使ってしまう。それでも、人間粗食が一番と私は納得している。
庭仕事がゆっくり出来る早起き、それは確実に「三文の得」だった・・・。
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